So-net無料ブログ作成

南砺市(旧利賀村)そば祭り [蕎麦]

利賀は岐阜県と境を接する富山県の西南端部にある自然豊かな地域です。
利賀地域では各集落で冬の時期 『ごんべ』 と呼ばれているそば会が開かれていた。
出稼ぎから帰ってきた人、遠来の客をもてなすためにそばを打ち、地域で取れた山菜を並べて心ずくしのもてなしをした。
この風習が地域上げての村おこしとして 『南砺利賀そば祭り』 となった。
今回はその五回目として開催されたが毎回、利賀産そば粉を使用した10割そばが一万食以上も準備され、打ち手も全国から 自称? 『そば打ち名人』 が多数集まる、そんなイベントです。
一万食以上用意されたそばもいつも売切れてしまうくらい多くのそば好きが集まります。

会場は南砺市利賀地区の国際キャンプ村で、会場内には巨大な雪像群、多くの 『かまくら』 等が設営され、手打ちそば、岩魚塩焼き、五平餅、焼き鳥などの屋台が並び、地域の特産品なども販売され、多くの人でにぎわっていました。

たかが蕎麦、されど蕎麦・・・・・・・蕎麦は奥が深いといわれています。
蕎麦粉、水、打ち手、茹で、そばつゆ、薬味、それぞれに産地の特徴があります。
食べる人間にも好みがあり、挽きぐるみの蕎麦粉を使った田舎蕎麦を好む人、吟醸粉を使ったのど越しのいい蕎麦を好む人、変り蕎麦、色物、種物それぞれ個々に好みのそばがあるでしょう。

利賀そばの特徴としては地粉を使用し、つなぎを使わないそば粉100パーセントの十割そばで手打ち、つるつるののど越しに欠けるがそばの香りのたつ、そんなそばです。

最近玄蕎麦の多くの産地で蕎麦打ち道場が開かれ、多くの受講者でにぎわっている。
蕎麦打ちは簡単な様で結構難しい。
そば打ちの虜になった人は、蕎麦粉の産地、使用する道具にまでもそれぞれに思い入れがあり、終局的には蕎麦屋を開業する・・・・・・。
そこまで辿りつく人も多いようです。

十割蕎麦を自分で手打ちして、強い香りとのど越しのいい蕎麦を味わってみたいものだと思うがなかなか。 
南砺利賀蕎麦祭りでは一時に多くの蕎麦を打つため、方々からそば打ち名人か集まっています。

      IMG_4291.JPG
           加水、水回し
      蕎麦粉に水を加え、全体に水をいきわたらせ、ひとつに固める。
      イベント会場では水回しを機械力に頼ることが多いが、ここでも
      機械が使用されていた。
      この写真は人力でで水回しをしている。

      IMG_4301.JPG
           練り
      水回しが終わりひとつにまとめ終わったら、しっかりと体重をか
      け蕎麦粉の粘りを充分ひき出すよう200回以上練る。
      この後菊練りの工程がある。
      菊練りとは生地の中心に溜まった空気を抜く工程で重要です。
      生地の中心に向かって回転させながら練ることによって菊模様
      の形になるので菊もみと呼ばれている。
      菊模様を中心に寄せて円錐状に整える工程をへそだしといい
      そば打ち道場での講習のの大部分を占める工程です。

      IMG_4294.JPG
           基礎延し
      延し板に充分の打ち粉(蕎麦粉)を振り、生地を載せ手のひら
      で生地を押し広げる工程。

      IMG_4289.JPG
           IMG_4292.JPG
           丸延し
      手で押し広げた生地を麺棒で押し、転がしながら円形に伸す。
      この際生地に充分打ち粉をして空気を遮断しないと生地が割
      れてしまうので要注意。

           IMG_4287.JPG
      角だし、本延し
      そば生地は非常に破れやすいものです。無理に扱うと破れて
      しまいます。
      丸延しの終わった生地を四角い形に延ばし、最終1.2~1.3
      ㎜の厚さに、角型に仕上げる。

      IMG_4304.JPG
      たたみ
      使用する包丁の幅に合わせてたたむ。
      非常に薄いため、打ち粉が少ないと折り目部分で切れるので
      要注意。
      今回の生地を見ていると結構切れたり、穴が開いているのが
      見えた。たぶん素人のそば打ち名人のなせる技の限界か ?

      IMG_4307.JPG
      切り
      簡単なようで我々素人には大変難しい。
      こま板を定規にして幅1.2~1.5㎜で切っていく。
      幅がまちまちだと、茹でた時の硬さが一定にならない。
      会場で蕎麦包丁が販売されていたが高い物は25万円も。

      IMG_4309.JPG
      切った生蕎麦の打ち粉を落とす。
      落とした打ち粉は篩にかければ蕎麦粉として再使用できる。

      IMG_4339.JPG
      IMG_4336.JPG
      切った麺は舟で保管する。
      この舟はプラスチック製の『会津頑固蕎麦』の物を使用していた。
      たぶん会津からもそば打ちに来ているのだろう。

      道場等では 桐製の『白木の生舟』を使用している例が多い。
      桐製は蓋をすると水分を一定に保ち、生蕎麦を最上の状態に
      保つことが出来るそうです。(非常に高価らしい)

      後は茹でて食べるのみ
      ゆで方は、大目のお湯で約30~40秒と、短時間で茹で上がる。
      状態を見ながら茹で時間を調節。

      IMG_4329.JPG
      IMG_4350.JPG
      温かい蕎麦  てんぷら(かき揚げ)蕎麦、掛け蕎麦

      IMG_4354.JPG
      かき揚げ付き盛りそば
      細めの香りの強い蕎麦
      薬味はねぎ、大根おろし、錬り山葵
      蕎麦つゆは鰹だしの利いた濃い目、少々甘い。
      イベント会場の割には相当グレードの高い蕎麦です。
      蕎麦の角もしゃきっと立っているが、水きり不足。
      ゆですぎると蕎麦が溶け出し、角の丸い蕎麦になってしまう。
      二日間で一万食も提供する蕎麦祭りでこれだけの蕎麦を出
      せる・・・・・。
      地元上げて力を入れていることがよくわかります。

      IMG_4357.JPG
      IMG_4355.JPG
      錬り鉢  
      本職が使用するような、木堀、漆掛けの錬り鉢 10万円位
      この会場には20数万円もする錬り鉢も展示(販売)されていた。

      IMG_4346.JPG
      IMG_4347.JPG
      鮫皮
      ぱっと見たときに山葵おろしにでも使うのかと思ったが違った。
      そば打ち道具の木柄に巻いて滑り止めにするらしい。
      本職の使う道具も奥が深そう。

      IMG_4364.JPG
      会場には各種団体が製作に協力した巨大雪像、かまくらが。

      IMG_4367.JPG
      大規模なステージも雪で作られ、歌、踊りなども披露される。

      IMG_4372.JPG
           自衛隊製作協力の子供向け滑り台

      IMG_4286.JPG
      富山県警製作協力の 『南砺警察署臨時交番』 までもが雪で
      作られていた。

      IMG_4358.JPG
          IMG_4365.JPG
      うまそうな焼き鳥、五平餅などの屋台も。

      IMG_4376.JPG
      南砺市を紹介する 『かるた』 の紹介パネル。

  南砺市は四季を通じて豊かな自然環境、多くの楽しむ場所、イベント
  が開催されている。
  また、五箇山地区には世界遺産に登録されている 『合掌集落』 もあ
  り、東海北陸道全線開通に伴ない、観光客も飛躍的に増えているそ
  うだが、観光客の増加に伴なう問題点も多く発生しそうです。
  豊かな自然環境をいつまでも保ってほしいものです。
             
          

      
      

                 
           
          
            
      

      
           
          
    
     
    
      
          

      

 


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

信州蕎麦と安曇野方面散策 2008夏 [蕎麦]

信州白馬の入り口 R148から岩岳スキー場への分岐あたりに蕎麦店 『大法院』 がある。
店構え、店内は特に目立つお店ではないが、純手打ち蕎麦店である。
蕎麦店といっても蕎麦だけでなく、サイドメニューとしての新鮮な日本海の魚介類が豊富なお店である。
スキー帰りやお蕎麦だけではちょっとという食欲旺盛な子供連れの方に紹介する蕎麦店です。
国産(信州産、北海道産)のブレンド蕎麦粉を使用し1~2割の割り粉を加えて純手打ちで打ち上げています。
時期によって割り粉の量等も変わるそうです。
それぞれの蕎麦粉の収穫時期も違いますので完全に新そばに変わるのは12月になるそうです。

一番粉の使用割合が高いので田舎蕎麦より更科系の好み向きだと思います。
ひきぐるみ、丸抜き粉、二、三番粉を使った香りの立つ蕎麦好みの人には少々物足りないかも。

そばつゆは、利尻昆布、本枯れ節、宗田鰹節の出し汁に本返しを合わせたもので、少々濃い目です。
そば湯はさらっとしていますが、濃い目のそばつゆで割ったものはたいへん美味しい。

        そんなに広くもなく、夫婦でやっている店です
        店構えは特に凝ったところもなくごく普通

    そんなに凝った造りではありません
    店内の様子
    テーブルが4卓とカウンターが5~6席

    好みで山葵、大根どちらでもOK
    細めで腰の強い更科系の蕎麦
    薬味はさらしねぎ、生山葵、大根おろし
    生山葵はそばつゆに溶かすより直接そばにのせたほうが美味しい

    角が立ちしゃきっとしています。
    竹ざるに盛り付けて提供されます
    香りは少々少なめです。
    割り粉が多い分もちもち感も。
    たぶん評価が分かれるそばだと思います。
    

    家紋入りとはなかなか凝っています
    店名入りのそば徳利、蕎麦猪口
    家紋(丸に右離れ立ちあおい)
         家紋の入った蕎麦徳利、蕎麦猪口は初めて見ました。

    6.JPG
    そば湯入れの丸湯桶
       これでそば湯が供されます。

長野は私ではなく妻のふるさと。
信州に行くとなんとなく落ち着くような気がする。

大法院近くに白馬村青鬼という戸数僅か14戸の集落がある。
青鬼集落はスキーのメッカ白馬から車で15分ほどのぼった山上にある。
集落からは鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳など北アルプス後立山連邦が望める絶好のスポットである。
訪れたのは8月お盆過ぎ。
残念ながら後立山連峰の雄姿は望めなかった。
石垣で築かれた約200枚の棚田は 『日本の棚田百選』 に選定されている。
もとは茅葺きだった江戸時代後期から明治時代後期建築の屋根は現在はトタンをかけてあるが、2000年12月には国の 『重要伝統的建造物保存』 に指定されている。

指定され、世の中にひろく認知されると案の定素人カメラマンと称する人たちがわんさと押し寄せる。
狭い集落に車と人が殺到する。
したがって撮影ポイントとなるあぜ道に人が群がり、田んぼがあらされる。
そのためあぜ道には 『石垣が古いため、崩壊の危険があるのでここから先は立ち入り禁止です』
のたて看板があちこちに立つことになる。

    山がかすんではっきり見えません
    時期がよければ正面に後立山連峰がくっきりと見えるポイントです

    北陸よりも稲の生育がだいぶ遅い様です
    日本棚田百選に選ばれている
    田植え前の田んぼに水を張った時には、後立山連峰が水に逆さに写って
    写真愛好家たちの格好の被写体になる。

    割り石積と玉石積の両方があります
    田んぼの段差にはこんな石垣が積まれていてたいへん美しい

    小ダム湖の水色がきれい
    白馬から青鬼集落の途中

    正面に白馬スキー場群が見えます
    白馬方面を望む


    



     

続きを読む


nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(5) 
共通テーマ:地域

能登半島地震からの復興と門前町 『蕎麦の市』をたずねて蕎麦を食う [蕎麦]

能登半島地震からまもなく一年。
2007年3月25日 能登地区を突然襲った地震。
輪島市門前町は最も被害の大きかった地域に属している。
その輪島市門前町で毎年実施されている 『門前そばの市』 が開催されるという報道があり出かけた。

新聞、テレビ等では写真、動画により被害状況が逐一報道されていたが、今日訪れた 『門前町 総持寺通り』 は被害の象徴的な場所としてとりわけ多くの報道がなされた。

今回見た限りでは通りに面する多くの商店、家屋で新築、改築(補修)が施され以前以上に整備された町並みが復元されているように見受けられた。
補修等を施された殆どの家屋が、濃い茶色に統一され落ち着いた雰囲気をかもし出している。

一年という短期間によくこれだけの復興がなされたものだと思うし、人間の偉大さに敬服する。

まずは大きな被害を受けた 『総持寺』 をたずねた。
一見、従来どおりの佇まいのようには見えるが、いたるところに被害の跡が残されている。

            総持寺入口門

             総持寺入口の門
               一見被害の無いようには見えるが、袖塀の下部石積が無残に崩れていて
                     ブルーシートで覆ってある。
               まだ復旧には時間がかかりそうです。

                総持寺山門

       広大な敷地の中に地震の前と変わない姿でたたずんでいる三門ほかの伽藍群
       しかしよく見れば境内のいたるところに地震の爪跡が残されている。
       山門も全体が沈み込んでいて袖塀に本体が食い込んでいる。
       はがされた土壁、傾いてしまって完全には閉まらない扉、狂ってしまい方々に仮
            の補強、支柱の施された廊下。
       そこかしこに危険防止のため立ち入り禁止措置がとられている。
       それでも能登仏教信仰の大御所ともあがめられている 『総持寺祖院』は普段ど
            おりに参拝者を受け入れている。

       総持寺の復興は決して終わっているわけではない。
       それでも参拝者を受け入れて町の復興に疲れている人々を奮い立たせる 、  
            そんな役目を果たしているような気がするのは私だけだろうか。

          soba9.jpg

          そこかしこに仮の補強材、支柱の入れられた廊下


          soba8.jpg

          傾いてしまった塀とずれてしまっている石積


          soba4.jpg
          soba5.jpg soba6.jpg
          
                    soba7.jpg

                    院内に展示されている被災状況の写真パネル


             総持寺被災状況報告 (参照ページ)



     総持寺通りにある蕎麦屋 『手仕事屋』 も大きな被害を受けた一軒です。
     十数年前に古民家を改築して開店された店舗も地震の被害を受けながらも、仮補強を施し
     被災後、わずかの時間で営業再開にこぎつけられたそうです。
     被災された地元の方たちに暖かいものを食べていただきたいとの、店主星野氏のたっての
     希望で営業再開にこぎつけられたそうである。

     07年11月に改築(ほぼ新築)工事に着手され 、被災した建物の太い梁を再利用され店舗
     面積は少々広くなったものの以前の店舗の雰囲気を残した、落ち着いた建物のなっていま
          した。
          今回はそば市のイベント会場でそばを2種類も食べた為手仕事屋の蕎麦を食べることがで
     きませんでしたが3月末には猿山岬の雪割草を見に行く予定があるのでその際までお預け
     です。

     2934231.jpg

     以前の店舗(被災前)


     soba10.jpg

     店舗が完成し08年3月1日開店にこぎつけた 『手仕事屋』


       被災後再建を断念された某酒屋さん


     11.jpg

     建物全体が道路側に傾いて、倒れそうになっている


     12.jpg

     左方向に倒れこんで柱と建具の間には隙間が


     13.jpg

     裏手の倉庫の壁にクラックが入り壁がはがれている

 
         倒壊が大きく報道されたお寺 『法輪山 興禅寺』

     14.jpg
     15.jpg
     16.jpg

     山門だけが残ったが仮の袖と控え補強されている


     17.jpg

     境内はきれいに片付けられており復興を待つばかり

     復興作業が進んでいるとはいえ、街中ではまだまだ多くの工事が進められている。
     河川、道路 、水道 、下水道等多くのインフラ復旧が実施されているが一日も早い
          完全復旧を願わずには入られない。

     soba1.jpg 18.jpg

     毎年実施されている 『第18回門前町 そばの市』
     門前町の蕎麦を中心に他地区の蕎麦、門前町の物産、ほかが出店されている


     19.jpg

     蕎麦は4箇所で食べることができる
     多くの参加者でにぎわっていた。


     21.jpg

     カラフルなかきもち


     22.jpg

     北海道から出店された 『ほたて貝焼き』


     23.jpg

     七尾市中島から出店された 『焼き牡蠣』
     ほかに新潟県から 『笹だんご』が出店されていた。


     24.jpg

     福井県福井市美山地区から出店された 『美山長寿蕎麦』


     25.jpg
     26.jpg

     イベント会場には珍しく 『手打ち蕎麦』 だった
     但し水回しは機械力
     なんとその機械は 『タイガー電動餅つき機』 の転用だった
     水回しをしている人に聞いたところ、人力で水回しをしていると間に合わないそうである


      27.jpg

     水回しのすんだ蕎麦粉はほぼまとまった状態でこね係りに回ってくる
     こね鉢で充分こねたものを伸し係りに回す


     28.jpg
     29.jpg

     伸し係りは伸し板の上で伸し粉を打ちながら約50センチ角くらいに伸ばす


     30.jpg

     伸した蕎麦を蕎麦包丁で切る
     皆さんそれぞれに分業になっているようだ
     なかなか手際がいいが本職ではなくあくまで 『美山長寿蕎麦愛好会』 の会員の皆
     さんらしい

     福井県在来種である 『美山南宮地 在来種』 を福井県が優良指定品種に選定して
          おり,本来は 『美山南宮地 在来種』 を使用した蕎麦を 『美山蕎麦』 と称していたそ
     うだが、山間地であり生産量が少なく、入手困難のためまぼろしの蕎麦といわれて
     おり、美山蕎麦に 『美山南宮地在来種』 が使用されることは殆どなく、福井県産粉
     が使用されているのが実情らしい


          31.jpg

          切終わった蕎麦
     素人とは思えないくらいそろっている

     
     32.jpg

     作業状況 蕎麦打ちは6~7人で作業されている


     33.jpg

     おろし蕎麦でいただく
     蕎麦はほどよい硬さで角の立った、香りもほどほど立ち,のど越しのいい蕎麦
     だった
     冷たい美山蕎麦はお皿でいただくのが流儀らしい
     少し濃い目のかつおだしの利いたそばつゆにかつお削り節、ねぎ、大根おろ
     しでいただく

     美山蕎麦は内三(蕎麦粉+つなぎ小麦粉の合計のうちつなぎが3割の蕎麦)
     のことを言う

     ちなみに内二の蕎麦をいわゆる二八蕎麦と称している


     蕎麦粉10割に対して蕎麦粉の2割のつなぎを使用する蕎麦を外二という
     外二の蕎麦のほうが二八蕎麦より僅かですが蕎麦粉の割合がが多い

     最近生粉打ちといって蕎麦粉10割の蕎麦がもてはやされているが一概に
     10割蕎麦が美味しいわけではないと思う
     個人個人の好みで蕎麦の評価は分かれる
     自分が美味しいと思った蕎麦が食べた人には一番となるのでは と思う
          中には駅の立ち食い蕎麦が一番という人もいるそうです

     

     41.jpg


     34.jpg
     35.jpg

     門前蕎麦(門前蕎麦生産組合)
     いわゆる門前蕎麦とは蕎麦道場 『そば禅』 に代表される地粉を使い、つなぎに自然

     薯を使用した蕎麦のことを言います

     冷たい蕎麦もありますがイベントでは冷やす手間を省くため温かい蕎麦でいただくこ
     とが多いようです
     できれば地元七浦 『矢徳特産ねぎ』 を薬味にいただきたいものです
     今回 『矢徳特産ねぎ』 も販売されていたようですがすでに売り切れでした 残念
     
     腰が強く、色の濃い少々太めの田舎そば風
     自然薯がつなぎだけにもちっとした食感がなかなかのものです

     ほかに地元矢徳蕎麦(門前蕎麦の一種)も出店されていましたがおなかが一杯で食
     べることはできませんでした
     門前蕎麦よりもまだ太い田舎そばです


              36.jpg

     
     震災一周年祈念のプレイベントのお餅振る舞いも行われていました。
     総持寺の雲水さんが餅をつき、あんこを付けて、震災のあった3月25日にちなんで

     325個のお餅を午前、午後の二回振舞われていました
     餅つきには輪島市長 梶 文 秋 氏飛び入りで参加されたが、一臼もつけず半分くらいで
     息切れでダウンし皆さん大笑いでした
     

      

          
    
        

     

     

     


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

探蕎会 白山麓で新蕎麦を食う [蕎麦]

富山のあるブロガーさんから、美味しいそばを食べたい、と何回も呼びかけを受け、時期も新蕎麦に変わったことでもあり、今回『第一回探蕎会』として『白山麓で新蕎麦を食う』会を企画、募集したところ、私を含めて10名の参加希望があり、実施の運びとなった。
今回の参加はカエデママさん御夫妻、スカタン女王さん、nachiさん御一家、ひとひらさん、gorukichi夫婦の合計10名となった。
場所を白山麓旧鳥越村に限定し、参加者の皆さんの行った事のない蕎麦屋さんを探した結果、蕎麦好きの間でも結構名前の知られた 『登竜門 才次郎』 と白山麓蕎麦街道 『とうへんぼく  な 仲間の店』 から超有名になりすぎた感のある 『蕎麦ごころ 唐変木』 と決めた。
実施は12月2日日曜日、事前の予報では雨となっていたが、集合時間の10時半ごろまでは何とか曇り模様だったが、予報どおり悪化しそう。
美川インター駐車場に集合し、参加ブロガーさんの勤務する会社が近くにあるということでご好意により車3台を駐車させていただき、2台に分乗して最初の目的店『才次郎』に向かう。
才次郎は旧鳥越村の山奥にあり、看板が無ければ本当にこんな人里はなれた山奥に蕎麦屋さんがあるんだろうかと、不思議に思うくらい辺鄙な場所にある蕎麦屋さんです。
実際途中まで来て、諦めて帰った人もいるとか。
才次郎には伝説みたいな、言い伝えがある。

旅人が山奥を歩いていると、二本の大きな杉の木が現れた。
人里から遠く離れたところに古ぼけて今にも朽ちかけそうな神社を見つけたが、旅人は気の毒に思い一人で神社の修理を始めた。
やがて、村人がやってきて旅人に神社の管理をお願いしたところ、その旅人が承諾し住み着く事に決め、神社の横の古い民家と土蔵で『登竜門才次郎』という蕎麦屋を始めた。
裏の湧き水で打った才次郎の蕎麦は絶品だと、すぐに評判になったが、深い山奥にあるため、辿りつける人は少なく、いつしか『才次郎』は幻の蕎麦屋として、生きる伝説になったとさ。

という伝説のような話がよく似合う そんな 『登竜門 才次郎』 を最初に尋ねた。
        
        才次郎は数回行っているが、この時代物の暖簾と人なつっこい犬が
        出迎えてくれる。
        その犬が曲者。
        天候の悪い時に、土のついた足でじゃれてくるので洋服が泥だらけ。
        ご用心。

      
   相当古い農家を改造した調理場 手作りの大きな表札?がいいですね。

       
       旧農家の土蔵を改造した食堂です。
       造りといい、破れ障子といい・・・・・・。
       

      
    囲炉裏と自在鍵、なんだかほっとします。
  『岩魚』の焼き物を頼むと囲炉裏の炭火で焼いてくれます。

      
    自在鍵の上部                    部屋の中は民族資料館の様

  
    この部屋にはお似合いの薪ストーブ  あったかいです。

       
         部屋の隅に掲げてある『おしながき』

    
        女将がサービスに出してくれた福井?産、蕪の漬物
     赤カブがピリッと辛くて美味しい。
        テーブルには皿に盛られた柔らかい柿があり、どうぞ自由に剥いて
     食べてください、の一言が。
        蕎麦を食べ終わったあとにもなんだか変わった柿を剥いて持ってき
     ていただいた。
     才次郎の店主、女将とも見た目、取っ付き悪そうだがなかなか愛想
     のよいご夫婦の様である。

    
        『才次郎』はお客の顔を見てから湯を沸かし、蕎麦を打つという。
        注文した蕎麦が出てくるまで時間がかかることは勿論承知の上。
     肝心の蕎麦は少々太めの麺で 、丸抜きを挽いた『挽きぐるみ』製粉
        かと思うが。
     蕎麦粉10割の生粉打ち、蕎麦粉は店主に聞いたところ地粉ではな
     く福井産を使用しているとか。
     少々固めで、角のたった水切りのいい美味しい蕎麦でした。
     私は今回ぶっ掛けの辛みおろし蕎麦を頂いたが辛味が少々物足り
     無かった。
     今回はつけ麺は頂かなかったが、隣に座っていたスカタン女王さん
     のつけ汁を少し頂いたが、以前と同じ少し濃い目のかつおだしの利
     いた,麺につけるとちょうど頃合の出汁だと思う。

      
     器は店主に確かめたわけではないが、どうも店主自作の手捻りの器の
   様である。
   味のあるなかなかの器と見受けたが。
   『そば湯』も料理の内と言うが、濃からず、薄からず、程よい美味しいそ
   ば湯でした。

            
                今回参加の皆さん
         皆さん、蕎麦好きなようでしたがそれなりに堪能されたようで
         一安心しました。

    
    板場の薪の煙、風情があります。
    店主ご夫婦、犬様の挨拶、見送りを受けて・・・・。
       次の蕎麦屋さんに向かう。

     行った蕎麦屋さんは『蕎麦ごころ 唐変木』
    店のたたずまいは一見おしゃれな喫茶店風。
    今回参加したブロガーさんの中にも今まで喫茶店だと思っていた方も。

    唐変木の店主は東京生まれ
    若い頃に、なぜか蕎麦に目覚め、福井県池田町に修行の場を求め 、
    蕎麦道場に四年間も通い詰め、免許皆伝の暁にこの地に開店したの
       が『蕎麦ごころ唐変木』です。
    店主いわく 『後にも先にも蕎麦しか出ない店』である。
    『心で打つ蕎麦』を求めて毎日精進しているとか。

        一向一揆の里に住み
             美味しくなれと 蕎麦と向き合う
          何も飾らず ただ 一生懸命 そば 心打ち

    このお店は蕎麦道場もかねていて、素人さんが蕎麦打ちを習い、免
    許をもらえ、その技によって級ももらうことが出来る。
    中には蕎麦好きが高じて新しく蕎麦屋を開店し、そんな仲間が
    『とうへんぼく な 仲間の店』として10店舗開店している。

     唐変木の蕎麦は地粉、北海道産、福井県産を使用している。
     種類としては   特上蕎麦 細打ち麺   割りぬき製粉
                上品でのど越しのよい香りの立つ麺です。

               馬方蕎麦 極太麺 超粗挽き、挽きぐるみ麺
                 割り箸ほども太い田舎蕎麦です。

    
    大日川(手取川支流)のほとりにある蕎麦屋さんです。

    
    一見喫茶店風ですが蕎麦屋さんです。

    
    『金沢蕎麦倶楽部』にも属しているそうです。

         
         蕎麦打ちの心構え

    
    このお店も薪ストーブ
    灯油の値段が上がっているため でも無いようですが。

    
    ここには蕎麦屋には珍しい 『塩 つゆ』があります。
    もっともてんぷらを塩で食ったり、焼き鳥を塩で食べるんですから
    蕎麦に塩つゆがあっても・・・・・。

    
    これが超極太の『馬方蕎麦』のおろし蕎麦である。
    とにかく太くて硬い。
    蕎麦はすするというがとてもとてもすすることは無理。
    かんでいると顎が疲れる。
    挽きぐるみだけあって、蕎麦の香りはすごくたっている。
    蕎麦好きにはいいかもしれない。

    

       
    そば湯用の『湯筒』  ほしい。

    今回蕎麦好きの仲間と白山麓旧鳥越の蕎麦屋さんに二店お邪魔したが
    それなりにグレードの高い蕎麦屋さんだと思う。

    どんな食べ物でも人それぞれの好みがあるように蕎麦の好みも人それ
    ぞれだと思う。
    上品な更科系が好みの人、香りたつ挽きぐるみの田舎蕎麦が好みの人
    苦蕎麦とも言われる韃靼蕎麦が好みの人 、つなぎにふのりを使ったへ
    ぎ蕎麦でないと蕎麦だと思わない人もいる。
    一概にはどこのどの蕎麦がおいしい、あの店はだめだ、ともいえない。

    自分好みの蕎麦探しは一生続くのではないだろうか。 

      登竜門 才次郎  0761-94-2388
         石川県白山市鳥越五十谷町イ118
                      営業時間 11時から17時 休日 火曜日、水曜日
               蕎麦のほか麦飯とろろ、岩魚塩焼きがあります
               席数が少ないので予約されたほうが確実です

       蕎麦ごころ 唐変木  0761-94-2281
         石川県白山市鳥越若原町甲100-1
                      営業時間 11時から16時半 休日 火曜日、第2、4水曜日
               このお店は蕎麦しかありません   

            
               
 
    
        
  


nice!(4)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

旧門前町蕎麦屋『手仕事屋』 [蕎麦]

今が最高の見頃の輪島市(旧門前町)猿山岬の『雪割草』を見に行くため自宅を午前6時に出発し、現地駐車場には8時に到着した。
雪割草を観賞後、曹洞宗の総本山である『総持寺祖院』を参拝し、すぐ近くにある蕎麦の名店として名高い『手仕事屋』を目指す。
午前11時と昼食時間には少々早い時刻のためか、並ぶこともなくテーブルにつくことが出来たが、程なく込み合い相席となった。
店内は旧民家を改造したような趣で、各所に民具、農具が配置され、なかなか風情がある。
総持寺祖院は禅寺であり、このような場所は決まって蕎麦と豆腐がうまい。
修行僧の修行の一つである五穀断ちには蕎麦は含まれていないそうである。蕎麦は完全食品であり、必要な栄養素が数多く含まれており、修行僧の食事として重宝されていて、門前町には旨い蕎麦があるという。
これを寺方蕎麦と言うそうである。
『手仕事屋』の店主は星野正光さんと言い、先祖は総持寺御用達の商人として江戸時代には菜種油を、明治時代には豆腐屋を開業し、星野さんの代になって、能登漆器、染物、和紙等を集めた、能登手仕事屋として現在に至っている。
手仕事屋の蕎麦は挽きくるみの黒い蕎麦でつなぎを使わない十割蕎麦である。
ここ、門前町の蕎麦のほとんどはつなぎに山芋を使用している中で、手仕事屋の蕎麦はつなぎを使わない。
私は盛蕎麦を注文したが、出てきたのはほどほどに冷えた、シャキッと角の立った端正なそばである。
輪島塗の盛盆に能登の『あて』(あすなろ)の葉が敷かれその上に盛られている。
一口すすると蕎麦の香りが口の中に広がる。思っていた通りのいい蕎麦である。
蕎麦には自家製の豆腐が添えられており、その豆腐がまた実に旨い。
聞くところによると、店主が自ら朝3時起きで作っているそうである。
店で販売もされているが、当日に食すことが出来る人にみの販売するというこだわりの豆腐である。
妻は掛けそばを注文していたが、盛られたお椀は角偉三郎の作になる『合鹿椀』である。
蕎麦つゆもまた丁寧で上質の醤油を感じさせ、蕎麦湯で伸ばした時の味も印象的だった。
次回には、寄せ豆腐をつまみに焼酎のお湯割で一杯やりたいものである。

        
        手仕事屋店構え

        
        店内様子
        
        
        店内掲示メニュー

        
        メニュー

        
        輪島塗盛盆に盛られた蕎麦

        
        盛盆に敷かれた『あて』葉っぱ

        
        妻の注文したかけ蕎麦
        いずれの品にも豆腐が添えられている
      

        
       

        


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。