小松基地 『2009小松航空祭』 機動飛行とブルーインパルス [航空祭]
今年も 『2009小松航空祭』 が開催された。
例年では9月開催だったが、今回は11月1日(日曜日)の開催に変更。
昭和20年に米軍補助レーダー基地として接収されていたが、昭和33年に接収解除されその後昭和36年に自衛隊小松基地として開設された日本海側唯一の戦闘機が駐留する基地であり、わが国の日本海側の空の守りを担う重要な基地として位置付けされている。
小松基地と日本海を隔てた諸外国との位置は近く航空機で僅か一時間の距離にありその役割は大きい。
対領空侵犯に対する任務遂行のため中部航空方面隊 第6航空団 第303飛行隊、第306飛行隊がその任務を担っている。
また、合わせて小松救難隊が編成されており、海難救助、山岳救助、災害派遣等を担当している。
昨今自衛隊に対する風当りが順風ではない面もあるが、わが国を守る任務は自衛隊がになうことに何の疑問もないと思うが。
私は特に軍国主義者でもないし、自衛隊を絶賛するつもりはないが、戦闘機の機動飛行とブルーインパルスの展示飛行が大好きで毎年小松航空祭に通っている。
今年は天候回りがあまりよくなくて、当日は雨天も予想されるため昨年と同様にまずは総合予行と、ブルーインパルスの前日予行に行くことにする。
総合予行は10月29日(木曜日)に実施され、ほぼ本番当日のスケジュールに沿って行われる。
晴天の場合午前中は逆光になるが今年も小松空港ターミナル屋上から撮影することにする。
総合予行当日はまずまずの天気、自宅出発が少々遅れたため途中の高速道路上でオープニング飛行の戦闘機と遭遇。
小松空港旅客ターミナル屋上に上がると既に相当の人が観戦、撮影中。
程なくオープニング飛行に参加していた戦闘機が続々と帰投してくる。
二機のうち上の機体は2009小松航空祭記念塗装のF15Jイーグル
記念塗装機
一般からの公募作品
垂直尾翼には小松安宅の関にちなんだ弁慶が描かれている。
F15は着陸スピードが速いため、キャノピー後部のスピードブレーキ板
を立ててスピードを落とす。
小さいように見えるが畳2畳分くらいの大きさがある。
F15 愛称イーグルはアメリカマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)製
で、1233機製造され、日本では約200基が運用されている主力戦闘機
だが、相当古いため新規機種の選定が急がれている。
アメリカ製F22(ステルス機)は技術情報の漏洩を恐れて輸出しないこと
になりF35戦闘機を売り込みたいらしいが、その性能情報料としてなんと
10億円要求されているとか。
米国に日本の足元を見られているようだ。
いっそのこと、米国とはきっぱり手を切って仏製にでも機種変更したら。
いずれにしてもアメリカの日本に対する要求は法外なものが多いのでは
ないだろうか。
これも自公政権のアメリカべったりのつけのような気がするのは私だけ
だろうか。
パラシュート降下訓練
他基地では固定翼機を使用して大勢が降下する展示が行われて
いるが、小松ではヘリから二人ずつ二回の降下訓練が行われる。
U-125A救難捜索機で遭難者を捜索、発見後UH-60J救難ヘリから
救難隊員が降下、遭難者を吊り上げる訓練。
昨年小松救難隊をモデルに 『空へ 救いの翼』 劇場版が上映された。
救難隊は海上保安庁の装備では困難な場合にも果敢に救難に当たる
など、普段から厳しい訓練を続け、災害時の救助等に当たる。
いよいよ待望の機動飛行の予行が始まる。
アフターバーナーを点火、超高速飛行をするF15Jイーグル戦闘機
高速飛行の割りに『ベイパートレイル』は少ない。
垂直に上昇する戦闘機、上空2000メートルまで急上昇
するという
戦闘機が超高速で急旋回、急上昇を繰り返す姿が美しい。
パイトットは重力の何倍ものGがかかるため耐Gスーツを着用
して操縦している。
編隊飛行する戦闘機
これは鳥の編隊飛行です。
たまたま戦闘機の編隊飛行のすぐ近くを飛んでいました。
ここからは本番当日グランドゴルフの試合があり (ちなみに私は準
優勝、妻は女性5位で賞品はたくさんの果物でした)予定より早く終
わったため、小松空港に急いだところ機動飛行の終わりくらいに間
に合った時のものです。
後の3枚はヴェイパートレイルが現れています。
ヴェイパートレイルとは湿度の高い日の高速で飛行する 、戦闘機等
が翼で空気が圧縮されることによって、空気中の水分が水蒸気にな
り、翼の先端から白い筋状のものを引く現象です。
本番当日の機動飛行が11時50分頃終了。
午後1時10分からのブルーインパルス展示飛行開始までは昼休み。
ところが昼休みの間に天候が急変。
ブルー5番機が天候偵察のため離陸、調査の結果天候回復の見込
みが望めず、中止となってしまった。
ブルーインパルス展示飛行の中止は13年ぶりだそうです。
『航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで、華麗なアクロバット飛行(これを展示飛行と呼びます)を披露する専門のチーム、それがブルーインパルスです。正式名称は、宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」。青と白にカラーリングされた6機の機体が、大空で展開する一糸乱れぬフォーメーション、そしてダイナミックなソロ演技――次から次へ繰り広げられる驚異のパフォーマンスは、初めて観る人にとっては驚きの連続に違いありません。地上は大きな感動と歓喜の声に包まれます。その美しく雄大、華麗にして精密なフライトは、内外から高い評価を得てきました。これからもブルーインパルスは、「創造への挑戦」を合言葉に、より多くの人に「夢・感動」を感じていただける展示飛行を求め続けていきます』
使用機種は初代機種から3代目であり、 高度な飛行訓練にも使用できる 『T-4中等練習機』 であり、純国産ジェット機で最大速度マッハ0.9、実用上限限度15,000m、最大航続距離1300km。
前日練習は10月31日に、本番とほぼ同時刻に実施された。
本番の日は、ブルーインパルスの展示開始時刻の午後13時頃から約1~2時間程度の間、雷を伴なう強雨の予報もあり、前日の青空の中での予行を撮影できるのはラッキーかな。
当日はやはり小松空港旅客ターミナル屋上からの撮影することに。
予定では午後1時10分頃からの開始予定ですが、旅客ターミナルには8時少し前に到着。
既に大勢のファンが航空無線を傍受できる受信機持参で集まっており、時間が過ぎるに従いどんどんとその人数が増えてくる。
松島基地より到着したブルー1番機
1~6、予備機を入れて7機が突然小松空港上空を通過、加賀方向から
着陸した1番機。
次々に着陸し、自衛隊ハンガーに整列。
小松基地ハンガーに整列したブルー機。
予行展示のため、誘導路を滑走路離陸地点へと向かうブルー機
ダイヤモンドテイクオフを披露する1~4番機
5、6番機のテイクオフ 5番機のローアングルキューバン + 6番機のロールオンテイクオフ
5番機は車輪を上げて超低空で加速し、機速が乗るとフラップを上げ、急上昇する。
スモークを出した6番機は車輪とフラップを下げたまま急上昇する。
二つの演技を合わせたテイクオフです。
上の写真急上昇しているのが6番機、超低空を飛行しているのが5番機です。
4、5、6番機による『バーティカルキューピット』
『ブルーインパルスから皆様の幸せと平和を願って日本一大きなハートを
描きます』とのアナウンスがあり、5、6番機がハートを描き、4番機が
矢を貫く。
カメラには望遠レンズ装着のため、急遽コンデジカメラで撮影するも
ハートが大きすぎてが画面に収まらない。
矢を射る4番機はハートを正面からではなく横から見ていることになる。
相当高度な技術が必要と思うが。
航空祭本番の画像
本番を待つブルー機1~3番機
4~6、予備機
1番機
2番機
3番機
4番機
5番機
6番機
予備機
各機には3名の機付整備員がいる。
1番機の点検をする女性機付整備員
『ウオークダウンの準備段階』
『華麗なアクロバットショウが始まります。会場にはBGMとナレーション
が流れ始めました。
これからショウで使われる6機のT‐4が整列された横には、パイロット
(ドルフィンライダー)6名が整列し、各T-4の前には列線整備員(ドル
フィンキーパー)3名が整列待機しています。
パイロットは一糸乱れぬ行進で1番から順に各自の機体にむかい、
整備員と敬礼を交わした後Gスーツを身に付け機体に乗り込みます。』
これがブルーインパルス展示飛行『フルシヨウ』の始まりです
残念ながらウオークダウンの準備直後から雨がぱらつき始め、だんだん
強くなり、5番機による天候偵察飛行の結果、2009年のブルーインパルス展
示飛行の中止が決定した。







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